鶏と虎。
京都国立近代美術館へ行ってきました。
伊藤若冲に会いに、 『プライスコレクション 若冲と江戸絵画展』 へ。 若冲の作品は20点ほどだったのですが、 この中に、かの有名な『動植綵絵(どうしょくさいえ)』は、『紫陽花双鶏図』の1点だけで、 残念ながら大好きな『秋塘群雀図』や、『蓮池遊魚図』、『地辺群虫図』、『群魚図』などは お目にかかれませんでした。(;;) それでも『紫陽花双鶏図』の実物を前にし、息を呑みました。 紫陽花の萼(がく)の一枚一枚、鶏の羽の一本一本、 躑躅や薔薇の一つ一つが、恐ろしく緻密で見れば見るほど引き込まれ、 若冲の凄まじい観察力と集中力、精神力を思い知らされました。 思わず息をするのを忘れてしまいました。 愛嬌たっぷりで笑みを誘うのが、『猛虎図』。 タイトルのような猛々しさより、まるまるした肉球を舐めて毛繕いする姿が、 猫のようにかわいらしいんです。 あんな虎、飼いたい・・・って。(^^) マス目描きで有名な『樹花鳥獣図屏風』もありましたが、これは個人的に あまり好きではないので・・・(^^;) 他にも、長沢芦雪の『白象黒牛図屏風』や、森狙仙の『猿猴狙蜂図』、 水上景邨の『唐獅子図屏風』 など、一目惚れした作品もいろいろあり、 ショップで絵葉書をたくさん買ってしまいました。 つい、4,5年前に若冲展が京都国立博物館であったらしく、 その頃無関心だったことが残念でなりません。 恋しい、恋しい、若冲さん。 またいつか会えるかなぁ・・・。
by usa_tete
| 2006-10-01 22:52
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